IPCCの報告については賛否両論あるかと思いますが、化石燃料を燃やし続ける事は決して良い事ではないと思いながら読んでました。
先ず、IPCCの報告では2040年までに海面が0.23m上昇するとの事です。
そしてこれが実際に起こると、東南アジア及び東アジアの一部のデルタ地帯が水浸しとなると識者は指摘してます。
また、日本ではあまり報道されてませんが、インドでは既にバングラデシュとの国境沿いに3,000Km,高さ2.5mの環境難民対策のフェンスを築いている事実を知りました。
最新科学では二酸化炭素濃度を350ppm以下に抑えなければ温暖化は進むとの結果が出ているが、既に400ppm近くまで濃度は上がっており、450ppmを超えると取り返しの付かない事態になると識者は指摘してます。
また、海底に眠っているメタンハイドレードの状態を不安定化させる数値は500ppmとの事です。
本書はIPCCの報告及び識者にインタビューした内容となっており、私個人的には中立な本であると思います。
地球科学(ジオエンジニアリング)という最新の科学では成層圏に二酸化硫黄と大量に巻いて地球を冷却する構想があると本書では書いてあります。
1991年のピナツボ火山の噴火の時のデータを解析すると、この年のグリーンランド氷の融解は他の年よりも少なかったとの科学的データがあるとの事です。
しかしながら本書では地球の事を100%知らない現代人類がその様な事をするのは最終手段であり、研究を止めてはならないが、本質的な化石燃料に頼る生活からの脱却を解いてます。
私に取ってはこの本は温暖化を知る本当に役に立った本だと思ってます。
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