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2011年8月20日土曜日

読了【サイパンから来た列車】

この本は戦時中の話の小説である

本書では話が二話書かれており、最初が題名のサイパンから来た列車である
戦後10年目の夜中に東京駅に 一台の列車が到着する
その列車に乗っているのはサイパンで玉砕した兵士達の霊であり、翌朝の出発までに各兵隊が自分の家族や知人達に逢いに行く話である
未だに日本に帰還出来ない兵士達の遺骨が多数ある事を改めて思い知らされる話であった

二本目の話はポッポ班長万歳という話である
名前とは裏腹に女々しい性格の兵隊の鬼塚という男の話である
仲間達から厳しく教育されつつも皆から愛される性格、尺八を手にすると人が変わる面白い人物できっちり恋もする面白い話であった

また、作者の棟田博さんの経歴を見て親近感が湧いた
明治42年に岡山県で生まれた著者は昭和63年に没してるのであるが、没した最後の地は私の地元の茅ヶ崎市である



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