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2010年12月18日土曜日

読了【漂民次郎吉】と【NO LIMIT】

読了しました

1.漂民次郎吉


星野道夫さんの本を読んでる時に漂流して助かった次郎吉達がアラスカへ渡ったと書かれており、次郎吉に関する本を探していたら、本書に辿り着きました
面白い事に、本書は今年書かれた本であり、何かの巡り合わせなのかな?と勝手に思いつつ本を読みました
江戸時代に次郎吉達を乗せた長者丸が強風に煽られて外海に出てしまい、遭難中に食料も飲料も底を尽き、仲間達が栄養失調で死んでしまったり自殺したりと究極の状況の中、何とか生き延びた次郎吉達を救ってくれたアメリカの捕鯨船でハワイに渡り、その後はペトバプロフスクそしてオホーツクへ渡ってアラスカのシトカへ行って日本に帰って来る4年の実際にあった話です。
次郎吉は力持ちの船乗りで奥さんと離婚してるのですが、旅の途中で奥さんや娘を心の底から愛してた事に気付き、生きて帰れたら別れた奥さんに復縁の申し出をしたいという心の変化も読み応えがあるし、行くさまざまな国で言葉を覚え、現地の習慣を事細かに覚えた次郎吉の頭の良さが良く分かります
故郷に帰った次郎吉が前妻と復縁したかは記録に残っていないのが残念です
次郎吉達が日本に帰って来れたのは開港の20年以上前で、これが開港の少し前であれば、ジョン万次郎達よりも多くの日本人に名前が知られたのは著者も書いております
歴史に埋もれた人物の漂流物語、読み応え十分の一冊だと思います
最後に今はアメリカ領(旧ロシア領)のシトカがある空港の島がヤポンスキー島です
これはロシア言で日本人島という意味で、次郎吉ら日本人漂流民に由来する名前です

2.NO LIMIT


栗城史多さんの本です
若き登山家の栗城さんの生きるについて徹底的に書かれている本です
言葉一つ一つがとても重いのですが、これは究極の環境に置かれた著者が感じ取った生の声だとすぐに理解できます
『ここが終着点と決めつけた瞬間に、すべてが終わるだろう。終わりは、はじまりだ。もっと大きな山に向かおう。道のない道を歩き続けることで、未来は切りひらかれていく』
この文章は特にお気に入りで、現代を生きる社会人の自分にも当てはまる言葉だと思います

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